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2016年2月29日月曜日

[お知らせ]「散歩なう 201601号」できてます.

今年から始めた雑誌「散歩なう」無事第1号完成しています.


twitterやFBではお知らせしてましたけどSNSだとすぐ流れてどっかいっちゃうのでこういうのも記事にしておこかな.

創刊号の特集は「Y字路」
ということで表紙のY字列柱は鶴甲会館(神戸市灘区)の元藤棚(だったような気がするもの)でした.

目次はこんな感じ.



まだ少し在庫がありますので,興味をお持ちの方はどこかで私に会ったら是非声をかけてくださいね.
郵送を希望される場合はDMかmailで連絡ください.
A6サイズ(文庫版) 36Pで 1部 ¥300 (郵送の場合は+送料¥100)です. どうぞよろしく!

ということで,そろそろ第2号の〆切です.
既によいお写真,原稿をいくつも頂いてます.
まだまだ大募集中です!

次号の特集は

・第1特集:アーケード
減りつつあるアーケードの現在や過去の思い出などなどをお寄せ頂ければと思います.


・第2特集:落し物
町をぶらぶら散歩していて,「あらこんなところにっ!」ていう落し物がよくありませんか?
そんなものを探しながら有意義な散歩をお楽しみください.


他にも投稿お待ちしています.
・「町の仲間たち」のコーナー


散歩中に出会った猫様や鳥くん,虫ケラどもなど文字通り町の仲間たちをクローズアップにゃ!
巻末や記事間のスペースに使わせていただきます(正方形写真のみ,無記名,テキストなし).
・特集外のフリーテーマでの原稿も募集しています.
催し物情報や,本の紹介などもどうぞ!
締切:2016/2/29 発行予定:2016/3/15

最小写真1枚〜max 6ページ程度/1記事まで.

写真や文章とペンネーム(本名でももちろん可)をDM(メッセージ)かmailで送ってください.私が適当に配置させて頂きます.
レイアウト,写真の配置などをしっかりと思い通りにしたい方は,A6サイズ(105x148mm)を想定して1ファイル/1ページのjpegファイルにして投稿してください.
(縦横比 1:1.4で目安として 1500 x 2100 (px)以上あれば十分かなと思います)

投稿宛先
1.「散歩なう」 のFBページhttps://www.facebook.com/%E6%95%A3%E6%AD%A9%E3%81%AA%E3%81%86-179982812045335/ のチャット(メッセージ)
2. mail:usabon1@gmail.com
のどちらかに送ってください.

そろそろ第3号のテーマも考えよかな.何かアイデアありましたらお知らせください.
ではお待ちしてます!

2016年2月7日日曜日

牛窓をさらにぶらぶら,浜辺まで

電車でごとごと 牛窓へ
http://sanponow.blogspot.jp/2016/02/blog-post.html
の続きです.

旧牛窓銀行本店からさらに東へぶらぶらと.
ちょっとした広場にこんな看板が.

大正7(1918)年に牛窓に最初の乗合バスが誕生した時のターミナル.
100年近く前からの路線なんですね.バスもかわいらしいです.


この位の広さ.

今はゾウさんなんかもいて,ちょっとした公園になっています.

バスが大型化してここまで入って来られなくなったのでしょうか.

岡山におけるバス事業の推移 by 両備バス
http://www.rrr.gr.jp/digital_museum/ryobi_bus/jidousyajigyou_suii.html

さらに行くと,牛窓伝説に登場する神功皇后御縁の纜石 五香宮


ここでも猫様がお出迎え! よく来たにゃあ!!

牛窓燈籠堂跡.


延宝年間(1673-1681)に夜間通航の標識としてつくられたものです.


現在の燈籠は1988年に復元したもの.

東町.ここは船大工の町.造船所が並びます.


なんと船の形をした家も.バルコニーでタイタニックごっこができますねw

昔の商家のようです.


街角ミュゼ牛窓文化館にあった江戸末期の牛窓の商家の分布図です.
それによると若葉屋(東服部)でした.


向かいはすぐ海.なんとなく浜ちゃんの香りがしてきた人?


そんなあなたは釣りバカ通w
そうです,浜ちゃんと高嶋政伸が大漁でご機嫌に帰ってきたところ.
「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」(監督:朝原雄三,2007)

海が見通せる造船所.


おっ,とりあえずデブ描いとけばハワイ気分だろって感じのシャッター絵.

美しい海岸です.牛窓海水浴場.


寄せる波の音も穏やかでいい砂浜です.

1日お散歩を楽しみ,そろそろ引き返すとしますかにゃ.
おっ! 帰りにも猫様に遭遇!!

しゅたっ!!!

きらっ!


エレガントな持ち送りも発見.

牛窓バス停の近くまで戻ってきました.

時間まで少しあるのでもう少しうろうろ.

写真館のようです.ここにも「カンゾー先生」ポスターが.




向かいの少し離れたところで現在も写真館をされているようです.


またまた味のある廃屋その2を発見.


空が見えます.小屋組がよく見えます.


生命感のある柱.


軒の朽ち具合.



煉瓦造の煙突が残っていました.

旧牛窓町役場の先に,石段が続く参道がありました.牛窓天神社です.

登ってみましょう.海の向こうに見えるのは左が前島,右が黒島.

牛窓天神社の由来

延喜の昔冤罪をうけ九州太宰府へ流刑の途次,明石から船で牛窓へ立ち寄られた道真公が,この山へお登りになり岩に腰掛け給い遥かに霞む讃岐の島山を眺められ若き日の讃岐守たりし昔を偲ばれさめざめと涙を流され今生の別れをつげられたと云う.


天古丘の道 この神社が立地しているところは前方後円墳なのです.

本殿の裏の古墳頂部へ.樹木が生い茂りあまり見通しはききません.

てっぺんで空を見上げたところ.

瀬戸内海が見渡せます.一番奥の山並みが讃岐なのでしょうか.


とたっぷり牛窓を堪能して邑久駅に戻ってきました.
夕日に照らされると113系もなにやら美しく見えますな.
ではまた.

2016/1に散歩


より大きな地図で sanpo okayama を表示


<交通> 牛窓へは西大寺バスターミナルからバスが出ています.
西大寺駅経由の南回り線と西大寺駅,邑久駅経由の北回り線があります.
東備バス http://www.ryobi.gr.jp/tobi/

2016年2月6日土曜日

電車でごとごと 牛窓へ

ごとごとごととやって来た先は

ここは岡山県は赤穂線,邑久駅.

駅前広場


では雪ん子がお迎え!
旧邑久町出身のあやつり人形師,竹田喜之助氏の製作した雪ん子の銅像です.

待つことしばし,東備バスがやって来ました.


ぶんぶんぶううんと乗っていますと,20分ばかりで終点に着きました! 牛窓です!!

この日のお天気のようにニコニコ気分なバス乗り場です.


ネイビーブルーな海! 瀬戸内海です(まあ別に珍しくないかw).

町にはコンビニもあります.

正確には「コンビニエン フードショップ」とあります.
集落内でのシェアはセブンイレブンを寄せ付けない勢いと思われます.

さっそく町を歩きたくなるような鳥瞰図に遭遇.


そそられます.
ではではお散歩スタート!

まずバス停から西に行こかな.

古めいた木造3階建て物件.

この界隈は映画「カンゾー先生」(監督:今村昌平,1998)のロケ地となったようです.


旅館仕出し料理 薪炭 川源 電話十五番とあります.

路地から海が見えるのもいい感じ.


映画「カンゾー先生」のこのシーンの場所のようです.
白スーツで駆け抜けているのは主演:柄本明です.


旧牛窓町役場跡.


火の見櫓.


「カンゾー先生」撮影時は旧役場が医院として登場していました.当時の建物は既になく,門柱と火の見櫓が残っています.
火の見櫓に登ろうとしているのはヒロイン麻生久美子.

旧牛窓町役場(1910建築,1998解体).
現在は関町コミュニティーハウス.

今村昌平監督作品「カンゾー先生」by moo研究室 芸術班
http://www.welcomoo.net/miru/13western/officemoo03.htm


廃屋その1.

自然に還る途中.



浴室だった場所.

電灯がついていたのでしょうか.




関町銀座としてかつて賑わっていたあたり.

上之町井戸 .


1959年に上水道ができるまで井戸活用されていたとあります.

旧牛窓警察(1887),現在は海遊文化館です.右背後にみえる塔は本蓮寺です.


牛窓は古くから潮待ちの港として栄え,朝鮮通信使が寄港する港町でした.



海遊文化館にはその朝鮮通信使の資料が展示されています.
その朝鮮通信使が宿泊したのが背後に見えている本蓮寺です.



風待ちの港 牛窓
http://www.iokikai.or.jp/siomatinominato.usimado.html


オリーブ園入口バス停

日本オリーブ株式会社の門柱があります.

社屋.


旧牛窓郵便局(1935建築 *1).現在は喫茶牛転として営業中です.

牛窓伝説の絵本を見せて頂きました.

伝説に登場する地名と現在の地名との対照です.

昔の鳥瞰図も.「景勝之牛窓町鳥瞰図」吉田初三郎 1934(昭和9)

警察署,本蓮寺,郵便局が見えます.

*1 現存する全国の郵便局舎 http://www.jmam.net/matikado/post.html による.

牛窓・・・『牛転(うしまろび)』 ・・・旧牛窓郵便局 by カフェ・ロッジ パルチザン
http://suteki32.exblog.jp/14827783/

さらに東へ.

なにやら刻印のある煉瓦を発見.これは落し物なのでしょうか.

海に向かってなにかの標識と鐘のぶらさがったはしごのようなもの.

沖の船に合図をだすのでしょうか.



海が美しいです.

くねくねと行くと,赤レンガ調の建物が!


ここも「カンゾー先生」に登場していました.


旧牛窓銀行本店.現在は街角ミュゼ牛窓文化館として牛窓の歴史を伝える写真や建物図面が展示されていました.

内部です.腰壁.


完全に一つの空間です.

天井部.


展示されていた昔の牛窓の航空写真.

扉の把手.


裏側には土蔵もあります.


猫様も友好的に登場w どちらから来られましたにょかにゃあ?

そこから坂を上っていったところに,御茶屋井戸.


牛窓は,大きな河川がなく,夏になると水争いが起こったり,水売りが来たりする土地柄であり,水の確保は重要課題でありました.
この井戸は,岡山藩の外交施設であった御茶屋で朝鮮通信使を迎えるために承応3年(1654)年6月岡山藩により掘られた,と井戸枠の側面に刻まれています.


陶器の土管がさらに私を誘います.

坂を登って行くと,先ほどの旧牛窓銀行が見えます.


すぐ向かいには前島が見えます.

行く手には猫様がくつろがれていますにゃにゃ.


井戸に映る天気も青空です.
まことに良い気分な場所です.

ではひとまずこの辺で.

つづきは
・牛窓をさらにぶらぶら,浜辺まで
http://sanponow.blogspot.jp/2016/02/blog-post_7.html

2016/1に散歩

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